はじめに

本作は第88回アカデミーショーノミネート作品である。

公開日:日本 2016年4月8日

監督:レニー・アブラハムソン

主演:ブリー・ラーソン

原作・脚本:エマ・ドナヒューの小説『部屋』

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どこにでも居る普通の少女が、7年間小さな『部屋』で監禁される。

7年間という年月で少女は、母親へとなる。
そして息子が5歳になった時に、
部屋』から脱出し、家族と再会を果たし、普通の生活を取り戻そうとするのだが…

7年間という年月は自分だけではなく、
周りの人たちも変わっていた。

予告動画

あらすじ

『部屋』で暮らすママと息子(ジャック)。
ジャックは『部屋』の外の世界を知らない。

扉の無いこの『部屋』の中がジャックのすべてであり、
テレビから映し出される映像を嘘だと信じている。

しかし、ジャックが5歳になった時に、
ママはジャックに真実を話す。

この部屋の外には本当の世界があるの

ジャックに死んだふりをさせ、うまく脱出できたが…

 


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感想・まとめ

映画というのは尺が決まっている以上、
どこかのシーンを省く必要がある。

しかし、本作で圧巻したのは、
『部屋』に居る時間と『部屋』の外に居る時間の映像が半分半分な所だ。

『部屋』の中でも人生に絶望せず、息子を懸命に育てる母親の覚悟。

脱出した後、精神の崩壊によって『自殺』してしまう母親。
それをジャックが見つけ、徐々に精神の安定を取り戻していく物語。

結局、母親はジャックなしでは生きることに希望を見出すことができなかったと思う。

部屋から脱出するハッピーエンド物語で終わらせない!!

本当のストーリーは脱出後にあったのです。

また、どのように監禁されることになったかを、
監禁される映像ではなく、ジャックへの脱出計画への布石的説明で省く。

そして、ジャックが警察に家は何処と聞かれ…天窓のある「納屋」と答える。

GPSで探している映像がなくても、我々は勝手に想像してしまう。

母親の自殺もそうだ。自殺方法は結局分からない。

ただ、徐々に母親の精神が壊れていく姿を、
家族との喧嘩や思い出の写真を振り返り絶妙に映し出す。

この春、ぜひ見て欲しい名作!!