俳優:向井理さんが様々な職業のトップランナー12人と対談する本書。

向井さんは、対談をして何を感じたのか。

そして、トップランナー達はどう仕事に生かすのか。

興味をそそられる。

仕事を仕事と思わない人たちの『夢中になるテーマ』。

どうぞ!!

目次:

すべては「お客様にお喜びいただくために」最高の満足をめざして勝負をしています

・・・File:001 メートルドテル 宮崎辰

「野菜作りを始めたい」人が”自産自消”を楽しめる場を提供しています

・・・File:002 マイファーム 西辻一真

物語は「徒歩10分圏内から」自分の身近な世界を起点に小説を書いています

・・・File:003 作家 森見登美彦

美しいジュエリーの裏側に暗い世界を作らないそれが「エシカルジュエリー」

・・・File:004 HASUNA代表 白木夏子

ひきこもりやニートと呼ばれる無業の若者の「働く」を支えたい支援というより投資を考えています

・・・File:005 育て上げネット理事長 工藤啓

ミドリムシの力で世界中の食料と環境の問題を解決したいんです

・・・File:006 ユーグレナ代表理事長 出雲充

新しい人のつながりを作る場所家族でない人と共に過ごす場所「シェア」の空間を設計しています

・・・File:007 建築家 成瀬友梨

花の世界の”和洋折衷”が僕のアイデンティティーです

・・・File:008 フラワーアーティスト ニコライ・バーグマン

サイエンスと融合したアート作品を世界に発信しています

・・・File:009 アーティスト スプツニ子!

地域主導型の自然エネルギー事業を支援する活動をしています

・・・File:010 環境エネルギー政策研究所 古屋将太

こだわりの豚肉を作りながら障がい者の新たな雇用の形に挑戦しています

・・・File:011 「恋する豚研究所」代表 飯田大輔

事業者やアーティストの夢を個人の少額投資で実現する”黒衣”のビジネスです

・・・File:012 ミュージックセキュリティーズ社長 小松真実

本書の内容

メートルドテル 宮崎辰

出典:www.amazon.co.jp
出典:www.amazon.co.jp

レストランのサービス技術で、

世界一の評価を得た宮崎辰さん。

俳優の仕事をするまで、

バーテンダーの仕事をしていた向井理さん。

 

俳優と接客業では共通点がある。

それは、相手を喜ばせたいという気持ち。

感動を届けることができれば、

相手の『また来よう』、『また見よう』という行動に繋がってくる。

 

もう一つの共通点は、完成形がないことである。

完璧を目指しはするが、

いつまでも満足できることはない。

むしろ、満足してしまったら終わりを意味する。

 


マイファーム 西辻一真

agri-innovation.jp
出典:agri-innovation.jp

耕作放棄地を再生して、体験農園や農業学校を運営。

誰にでも農業を楽しんでもらえる、

”自産自消”の場を提供している西辻一真さん。

一方、向井理さんは学生の時、

大腸菌を使った遺伝子研究をしていた。

 

農業は今、新しい枠組みでの”変化の時”を迎えている。

JAが農家を守る仕組みが、

いつしか農家の惰性を生んだ。

 

TPPを推奨し、Made in Japanを世界へ売り出す。

 


作家 森見登美彦

出典:www.mishimaga.com
出典:www.mishimaga.com

作家と俳優の対談。

 

森見さんのこだわりは『文章の力で世界をつくる』。

彼にとって、文章は説明するための道具でなく、

世界を作り出すための道具である。

 

映画化しやすい小説やヒットした漫画の映画化など、

今はすぐに映画化する時代である。

しかし、森見さんは

小説でしか表現できない世界を追求している。

だからこそ、文章の持つ圧倒的な力に引き込まれる。

 

また、『徒歩10分圏内』という日常から、

小説の種を見つける。

 

小説家の視点とは、

私たちが生きる日常の視点とは全く違うのだろう。

 


HASUNA代表 白木夏子

出典:www.hitachi-solutions.co.jp
出典:www.hitachi-solutions.co.jp

『エシカルジュエリー』を販売する、

HASUNA代表 白木夏子さん。

ジュエリー生産は、

鉱山での過酷な児童労働で成り立っている。

 

そんな現実を変えたい。

株式会社を設立したわけは、持続可能性である。

 

可哀想だから買う、という理由では続かない

ビジネスを通じて、途上国の持続的支援を目指している。

 


育て上げネット理事長 工藤啓

出典:www.asakyu.com
出典:www.asakyu.com

無職の若者やニートと呼ばれる人たちの、

働く』を支えたい工藤啓さん。

 

工藤啓は、『100人救うよりも、100人救える人を100人雇いたい』という。

 

一方、自分がいなくても組織が回るシステムを模索し、

自ら育児休暇を取るなどしている。

 

組織としての自分の役割を把握している。

 


ユーグレナ代表理事長 出雲充

出典:carity.co.jp
出典:carity.co.jp

世界で初めて『ミドリムシの屋外大量培養』に成功した出雲充さん。

ミドリムシは栄養価が高く、

世界中で栄養失調で苦しむ人たちを救うことができる。

 

また、世界中のジェット機の燃料にミドリムシを用いたい。

ミドリムシで世界の運輸業をまたにかける。

恐るべきスケールの大きさである。

 

出雲さんの読書術や本の選び方についての記事はこちら!!

 


建築家 成瀬友梨

出典:www.nikkeibp.co.jp
出典:www.nikkeibp.co.jp

『シェア』をテーマに創作する建築家 成瀬友梨さん。

 

対談の内容は、『他人と空間をシェアする意味』である。

核家族化や住宅環境の変化で、

注目されているのがシェアハウスである。

 

シェアオフィスは、

他業種との関わりの中で新しい気づきを得る。

 


フラワーアーティスト ニコライ・バーグマン

出典:matome.naver.jp
出典:matome.naver.jp

国内外に拠点を持つニコライ・バーグマンさん。

経営者として組織をまとめる一方、

週一回は現場に行くなどの現場感覚を大切にされている人。

 

花という自然の美しさを持つブーケ。

ブーケとは、『自然から生まれる究極の人工物』なのだ。

 


アーティスト スプツニ子!

出典:news.aol.jp
出典:news.aol.jp

これまでにない映像作品で注目されている、

アーティスト スプツニ子!さん。

 

発信したいテーマを持ち、作品をロジカルに組み立てる。

作品のためにも、

生活のゆとりを大事にしたいスプツニ子!さん。

 

昔はストイックの方が美徳とされていたが、

時代の流れによって変化している。

 


環境エネルギー政策研究所 古屋将太

出典:ameblo.jp
出典:ameblo.jp

国内外の自然エネルギーの動向に詳しい古屋将太さん。

 

大事なのは、『人と人をつないで、やる気になってもらうこと

とおっしゃる古屋さん。

震災以降、『人とのつながり』を強く感じるようになった。

 

また、『属性が違う人とよく話す』ことを大事にしている。

 


「恋する豚研究所」代表 飯田大輔

出典:zuuonline.com
出典:zuuonline.com

障害者雇用の新しい形を目指す飯田大輔さん。

利用者を受け入れる』という受動型の福祉から、

職員として一緒に働く』という能動型の福祉へ。

 

新しいことに挑める人の共通点として、

『経験と渇望』がある。

 

自分が経験していくにつれて、

もっとこうあるべきという渇望感である。

 


ミュージックセキュリティーズ社長 小松真実

出典:next.rikunabi.com
出典:next.rikunabi.com

ミュージシャンや事業者を応援する、

少額投資のプラットフォーム事業を運営する小松真実さん。

 

ものづくりをする人の夢の実現を一番に考えたい』という理念を持つ。

その一方、事業者の審査基準を厳しくもうけ、

ファンドの信頼性を維持している。

 

興味深いのは『顔が見える』関係性。

つながりを意識しているのである。

クラウドファンディングと同じ印象。

 


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本書を読んで得られること

本書に出てくるトップランナーには通じていることがある。

それは仕事を仕事だと思っていないのだ。

自分の夢中になるテーマに向かって行動していった結果、

起業し今があるという感じだ。

堀江さんが言う、遊びが仕事になるという感覚を実践している。

お勧めする人

将来の職業の選択に悩んでいる学生。

自分と全く関係のない職業に従事している方の
人生感や思考を盗みたい人

本書を読んだ感想

明治大学出身という知的のイメージがある向井理さん。

向井さんは、『知らないことを知る』ことに純粋なんだと感じた。

やっぱり、その業種の方に直接聞くことが一番の近道である。

 

対談をする人数が多い印象。

その分ページ数が割かれ、

一つ一つの職業のさわりの部分しか学べない。

しかし、各業種のさわりの部分を知りたいという

就活生などにはお勧めしたい。