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プロフィール

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2016年7月24日放送の情熱大陸で放送された、加藤積一さんのドキュメンタリーを見た感想です。

 

1957年に東京都立川市に生まれ。

大学卒業後に食品関連の会社に勤めたものの、36歳の時に父が農業と一緒に営んでいた『ふじようちえん』を引き継いだ。

他の幼稚園とはまったく違う園舎と教育方針は海外からも注目され、OECD(経済協力開発機構)学校施設好事例 最優秀賞など数多くの賞を表彰している。

現在は『ふじようちえん』だけでなく、東京都認証保育所『スマイルエッグス』など700人以上の幼児と100人の先生と職員を抱える幼児教育施設を営んでいる。

妻と二人三脚で運営しており、大学生の息子が二人。

毎朝4時30分に行う散歩が日課で、今も変わらない地元の四季を子ども達や友達と話すのが楽しみだそう。

番組内容

子供の取り巻く環境を目まぐるしく変えるジャングルジムに子供のような笑顔で登るのは、『ふじようちえん』の園長加藤積一さん59歳。

最新遊具の展示会でも加藤さんは笑顔で楽しみ続ける。

遊び方が決まっていない遊具が好きなのだ。

常に子供の成長を考え続けるその男は、表面上の時代の動きに振り回されないように注意する。

では、子供の成長を常に考え続ける園長は、どのような幼稚園を運営しているのだろうか。

 

東京立川市にある『ふじようちえん』は、芝生でできたドーナッツ型の園舎を子供たちが走り回るユニークな造りとなっている。

他に類を見ない幼稚園で、子供は笑顔で様々な遊びをする。

世界の教育機関からも高い評価を受けているその幼稚園は、子供の育ちに良いと思えば即実行してしまう。

ポニーが幼稚園に居たり、ネイティブの英語講師がいたり…

大人も驚くほどの仕掛けが山ほどある魔法の幼稚園である。

 

そのような魔法の幼稚園を運営しているのは、魔法使いなのだろうか。

そんなはずはない。

600人も受けている地域の幼稚園は、”先生たち自身が作っていく幼稚園“である。

園長先生ではなく、先生が先生を叱っている。

お互いがお互いを注意しあい、”子供の成長“を常に考える人間のみが幼稚園を作っているのだ!!

また、ふじようちえんの先生66人に、園長は自分の考えを伝えていく。

先生に自覚と責任をもたせたいのだ。

それだけじゃない。

『ふじようちえん検定』という検定を職員に受けさせることによって、細部に注目させる目を養わせている。

なぜなら、『子供を育てる近道は、大人が成長すること』という考えがあるからだ。

 

また『ふじようちえん』は、働き方の多様性を受け入れるために待機児童問題にも取り組んでいる。

朝7時から受け入れる早朝保育や夜18時半まで受け入れる延長保育をすることによって、共働きの家族を助けている。

それだけではない。

さらに、東京都認証保育所スマイルエッグスも経営。

どこも同じだが、定員は既にいっぱい。

加藤は無理をせず、『自分の目が届く範囲で誠実に地域の人間として、地域の文化を伝えながら貢献する』と話す。

待機児童問題は一朝一夕では解決しないのだ。

感想

保育園や幼稚園の先生は、ピアノを演奏するイメージがある人は多くないだろうか。

私は絶対にピアノを弾くものだと思っていた。

しかし、『ふじようちえん』では、ピアノが苦手でギターが得意な人にはギターで良いという許可を出している。

当たり前のことだが、これを聞いた瞬間に非常に理にかなっていると感じた。

このことを当たり前のことだと考えてはいけない。

今の教育現場は、これぐらいの権限も与えられていないのだから。

 

『子供を育てる近道は、大人が成長すること』と話す園長。

それはその通りなのだが、実際に実行している姿は勇敢である。

なぜなら、『ふじようちえん』は幼児だけでなく、職員や先生までもが互いに成長できる場にもなっているからだ。

 

やっぱり各々が『ふじようちえん』のことを考え、互いに注意しあい、互いに成長している。

こういう居場所を作ることは、すべての人間が見習えることがあるのではないだろうか。

居場所がない人が山ほどいるように感じるからだ。