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プロフィール

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2016年8月28日放送の情熱大陸で放送された、女子レスリング吉田沙保里選手のドキュメンタリーを見た感想です。

 

1982年三重県生まれ。

全日本王者だった父・栄勝さんの指導のもと3歳からレスリングを始め、全国少年少女選手権では通算5度優勝。

13歳で国際大会初優勝を飾り、2002年には55kg級でアジア大会と世界選手権初優勝。

その後も日本のエースとして数々の大舞台で輝かしい成績を残してきた。

2004年アテネ五輪でレスリングが正式種目になって以来、ロンドン、北京と五輪3連覇を達成し、2012年には国民栄誉賞を受賞。

リオ五輪では、58kg級の伊調馨とともに、すべての競技を通じて女子ではだれも達成したことのない4連覇を目指したが、決勝で敗れ銀メダルを獲得。33歳。

番組内容

南米初のオリンピックが開催された、ブラジルリオデジャネイロ五輪。

オリンピックの開催式に日本の主将の姿はなかった。

レスリングの試合が行われる直前まで調整を行うのが、吉田選手が主将を行う条件だったのだ。

しかし調整虚しく、女子レスリング53kg級の決勝戦でオリンピック4連覇を惜しくも逃してしまった。

 

番組では、絶対的女王吉田沙保里選手のリオデジャネイロオリンピックまでの200日に迫った。

2016年1月4日に至学館大学レスリング部の練習から取材が始まったのだが、年始めは万全とは言い難い幕開けだった。

12月27 〜 31日までインフルエンザで寝ていたのだ。笑

今や女子レスリング最強の選手といえど、当たり前だが病気には勝てないのだ。

 

ストイックな練習の日々だが、時には乙女心をほろっと匂わす。

『嫌というほど彼氏が出来ない。笑』。

 

休日でも吉田と登坂は、仲の良い姉妹の様に過ごしていた。

今回オリンピック初挑戦の登坂のプレッシャーを解放してあげることも、自分の役目と考えていた。

吉田選手は初めてのオリンピックに出場した際に、『舞台がオリンピックで注目度が違うということだけなので、普通に戦えば大丈夫だなと自分で決めた』と話す。

 

今回のリオデジャネイロ五輪の女子レスリングの出場者は、全員母校の至学館大学の後輩という布陣。

吉田選手はそのことについて『心強く、みんなで立ち向えるということに嬉しく思う』と話す。

 

女子レスリング全日本チームの沖縄合宿でも、吉田選手は怪我に見舞われた。

練習中、親指の爪を剥がしてしまった。全治一ヶ月の怪我。

気持ちを切り替え、この合宿は指導役に徹した。

全治一ヶ月の怪我が、一週間で治ってしまったのだが…

しかし、霊長類最強とも言われる吉田選手にも苦手なものがある。それは腹筋運動だ。

なんだか苦手なものがあって正直ホッとした。

 

アメリカテキサス州で、2001年12月吉田選手が最後に負けた日本人山本聖子さんにインタビューを試みた。

三年前からアメリカのナショナルチームのコーチを引き受け、吉田選手と決勝で当たったヘレン・マルーリス選手を徹底的に指導したという。

山本聖子さんは、吉田選手のことを『指導してみて凄いなと思うのと同時に改めて凄い選手と感じた』と話す。

 

レスリング選手は身体能力のピークが25歳前後と言われている。

若手と組み合えば筋力や俊敏性の衰えを感じずにはいられない。練習を途中で切り上げるのは、珍しいことではなかった。

年齢に応じて昔よりも練習量を減らし、短期集中で練習するように変わっていったと話す。

 

6月日本代表の北海道合宿では、吉田選手の調子は順調に見えた。でも妹分の登坂選手は実戦練習でポイントを取られていた。

登坂選手は、『相手のペースにもっていかれて、前にずっと押されっぱなしだった』と反省点を吉田選手と話し合う。

 

7月の新潟合宿では、王者の孤独を匂わせていた。

リオ五輪の日は近づいていたが、淡々と荷造りをすることで心を整えているように見えた。

 

オリンピックから帰国後、吉田選手は笑顔だった。

『負けて初めてライバルの存在や負けた人の気持ちがわかった』と話す。

吉田選手が『今回のオリンピックは、出て良かった。』と笑顔で話している姿に思わずホッとしてしまった。

感想

オリンピック3連覇・世界選手権13連覇・個人戦206連勝という圧倒的な数字で絶対的な女王として君臨し続けた吉田選手。

記録だけみても伝説だが、乙女心も兼ね備えている所が面白い。

番組中に登坂選手とカラオケに行き、『私も結婚したい。』と話す姿に思わず乙女心を感じてしまった。

 

また、年々年老いていくごとにポイントを取られることが多くなったり、怪我が多くなったりもしている。

そんな姿をテレビから感じることは、まずありえない。

しかし、リングに立てば何が何でも勝利するという気迫を感じてしまう。

私では計り知れないプレッシャーと日々戦っていたのだろう。

 

オリンピックの女子レスリング決勝を生放送で見ていた私は、しばらく吉田選手が負けたことが信じられなかった。

努力をし続けた先に結果があるという瞬間でもあった。

なぜなら、相手選手もまた死ぬほど努力をしており、吉田選手を倒すことを考えて練習しているからだ。

そして、そんな選手を倒し続けた吉田選手を改めて凄いと感じてしまった。