池上彰から学ぶ経済学入門 1.経済学とは何だろうか

この記事では、池上彰氏の著作である『池上彰のやさしい経済学』を要約とともに、自分の知識を付け加える形で、紹介していきます。

ちなみに、この記事では、対話形式(ケイ君)という形で書いていきます。

ケイ
よろしくお願いいたします。

経済学って何だろうか?

ちなみに、ケイ君は経済学ってどんなイメージ?

ケイ
お金を稼いだりするというイメージかな?

確かに、経済という言葉を聞くと、多くの日本人はお金を稼いだりすることだと考えられています。

しかし、そもそもの語源は、「経世済民」の略なんだ。

これは明治時代に、福沢諭吉を始め当時の知識人層が、欧州からの学問を日本に紹介するために創った言葉なんだ。

そして、「経世済民」とは、世をおさめ、民を救うという意味です。

つまり、適切にお金を分配することで、世の中を安定させていこうとの思いが込められている。

貧困の人がいたり、病気で手当、リストラされた時の失業保険など、社会保障がなければ、必ずしも社会はいい社会とは言えないですね。

ケイ
そういう意味だったんだね!

経済学には2種類ある

経済学は大きく分けて、2種類ある。

一つは、社会経済学(マルクス経済学)というもので、もう一つは、近代経済学というものです。

しかし、マルクス経済学はもうほとんど研究されていないし、国民にはもう呆れられている思想の一つなんだ。

ケイ
どうして? マルクス経済学って貧困がない社会を目指しているし、格差がない理想的な社会のように思えるけど…

20世紀初頭までは、そう考えた人が多くて、ロシアや東欧、中国などは社会経済国家となった。

でも、実際は国民一人一人が労働したうえで、そのお金を社会が適切に分配することができず、国民を平等にすることはできなかった。

また、国が全て管理するから、様々なもの(モノの値段)を把握して、それをどのくらい国民に分け与えるなんて計算することは無理なんだ。

他にもこのような批判もあった。

一生懸命働いても、給料がみんな同じなら、どうしても働きたくないよね?

みんなが同じ考えで働きたくないって考えてしまうと、国の生産量は下がってしまい、やがてどんどん貧しくなっていってしまう。

ケイ
社会主義は最終的に多くの国民が貧しくなってしまったよね…

1980年代後半から90年代にかけて、社会主義はついに崩壊してしまった。

以後、ほとんどの国が資本主義の国となる。

さて、もうひとつの経済学として近代経済学というものがある。

ケイ
大学の経済学で学ぶマクロとかミクロはそういうこと?

そう。昔は日本では、経済学というと社会経済学(マルクス経済学)を指していたけど、今は経済学と言うとマクロ経済学やミクロ経済学などの近代経済学のことを言う。

ケイ
じゃあ、近代経済学とはどう言う意味なの?

簡単に言えば、需給と供給によって、モノの価値が決まることなど、数学的に社会を分析していこうという学問なんだ。

ケイ
なんかグラフは見たことあるよ

そうだね。例えば、社会経済学ではモノの値段が政府によって決まっているけど、近代経済学ではモノの値段がその商品を買いたい人と売りたい人の数によって値段が決まるというものなんだ。

今の現代社会は資本主義社会だから、ほとんどが近代経済学の理論をもとにして動いているよ。

例えば、皆さんが毎朝見る株式市場や為替市場、スーパーでの夕飯の値段などがあげられます。

ケイ
1ドル=100円から変動しているけど、これも需要と供給の仕組みで動いているんだね

最後に、GDPとは何だろうか?

ここまで経済学について説明してきましたが、最後にマクロ経済学の指標の一つであるGDPについて書いて、終わりにするよ。

ケイ
ちょっと待って! その前にマクロ経済学とミクロ経済学の違いについて説明して!

ミクロ経済学は先ほどのようにスーパーの買い物などで、消費者やそれを売るスーパー(企業)など、比較的小さな物事を経済的に分析する学問のことを言うんだ。

一方で、マクロ経済学とは国や世界全体で生じている経済行動(例えば、貿易、金融、財政など)を分析するものなんだ。

さて、ここまで説明したうえで、GDPについて説明するよ。

GDPとは(Gross Domestic Product)と言って、1年間で国内に住む国民が生み出す付加価値の合計のことを言う。

ケイ
ごめん、よくわからないからもういいや

ちょっと待って。もっと簡単に言えば、国民がどのくらいモノやサービスを生み出したのかを数字化したもの。

サービスには、著作権や国債の利息なども含まれるよ。

これが、日本は約500兆円あり、世界の中で3位なんだ。

ケイ
世界3位って、本当にこの国は豊かなんだね

国はこのGDPの数値をあげて、儲けたお金を国民に分配することによって、国民を豊かで幸せにしようとしている。

終わりに

経済学と聞くと難しい学問のように思われるかもしれませんが、意外と生活に密着しており、経済学的な見方を得ることができれば、生活も楽しくなると思います。

この記事はシリーズ化するので、よかったら全部読んでいただけると幸いです。

第2回はこちら↓↓

池上彰から学ぶ経済学入門 2.貨幣の誕生から銀行の誕生まで

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