池上彰から学ぶ経済学入門 4.資本主義は失業者を生み出す

今回もまた本ブログの大人気のシリーズ『池上彰から学ぶ経済学入門』のコーナー。

今回は第4弾!! 「資本主義は失業者を生み出す」を扱っていきます。

よろしくお願いいたします。

まだ、第一弾を見ていない人は、こちらもどうぞ↓↓

池上彰から学ぶ経済学入門 1.経済学とは何だろうか

今回はK・マルクスを取り上げることによって、資本主義を分析していくよ。

前回は、アダム・スミスを取り上げ、彼の考えは経済は自由に任せて、極力介入しないようにしようというものでした。

ケイ
マルクスの名前は聞いたことあるよ。でも、その著作ってすごい難しいんでしょ?

本当に難しいけど、今回は概要だけだから大丈夫!

マルクスって誰よ!?

1818年にプロイセン(ドイツ)で生まれました。その後、法学部に進学後、哲学を学び始めます。

その後、大英博物館で本を読みまくって、『資本論』を書き上げた。

ケイ
資本論は話題になったよね。

そうなんだ。特に2000年代初頭で年越し派遣村によって、日本でも貧困問題が取り上げられるようになった。

これを機に、一時的にマルクスが注目されたね。

さて、その『資本論』は1~3巻ありますが、1巻だけ書いて亡くなってしまい、その後は親友のエンゲルスが書き上げました。

この『資本論』が世界中で話題となり、ロシアなどを始め、世界中に広がっていきました。

次からは、マルクスの『資本論』の具体的な内容を取り上げていきます。

少々難しくなってしまいますが、できるだけ丁寧に書いていきます。

自分でもよくわかってないところがある(笑)。

労働価値説ー労働は富を生み出す

労働価値説とは、労働によってあらゆる価値が生み出されること。

労働が富を生み出すことを簡単に言うと、労働価値説と言います。

これは、アダム・スミスも言っていました。マルクスもこの労働価値説を支持しています。

今の社会を見ても、企業がほかの会社に負けないように、労働者を解雇したり、労働者に労働時間を長くすることによって、労働者に富を生み出させるような社会です。

そして、労働者が結託して、革命を起こし、その後資本主義は崩壊するとしました。

ケイ
最後の所は過激だけど、今の日本と通じるところもあるよね。

商品には2つの価値がある

さて、ここからは資本主義について分析していくわけなんですが、資本主義を分析する前に、まずは「商品」の分析から始めます。

商品こそが社会を支えているからこそ、それをまずは分析していこうというふうに考えました。

ちなみに、マルクスは『資本論』での商品の分析は、こんな風に始まります。

資本制生産様式が君臨する社会では、社会の富は『巨大な商品の集合体』の姿をとって現れ、ひとつひとつの商品はその富の要素形態として現われる。したがってわれわれの研究は商品の分析から始まる。

ケイ
わけわかんねーwwwwww

資本主義社会は、商品で構成されてるからこそ、商品から分析しようというもの。

使用価値と交換価値

使用価値とは、使って役に立つ価値を持っているもの。

例えば、鉛筆は文字を書くから役に立つ、かつ丼は美味しく食べられるから役に立つなど。

交換価値とは、モノとモノを交換できる価値のこと

使用価値があるからこそ、そこに交換価値が生まれるんだ。

では、その商品になぜ価値が生まれるんだろうか?

それは、人々が労働することによって、その商品を生み出しているから(労働価値説)。

そして、資本家(労働者を雇って、何か事業をしようとしている人)は経済活動をしていくことになる。

資本家は、さらに事業を拡大していくために、労働者を雇ったり、機械を買ったり、今の日本でいえばAIを使って働かせたりします。

労働者は働いた分のお金を得て、毎月働きます。

しかし、ここで一つ問題がある。

必要労働と剰余労働

日本でいえば労働時間はだいたい8時間の労働を行います。これを必要労働と言います。

必要労働とは、日々の生活費、結婚していれば養育費などの資金を工面するため、会社との契約での労働のことを言います。

ケイ
バイトや正社員で働くときに書く紙だね。

もう一つは、剰余労働と言います。例えば、8時間働いた後に、残業を2時間したとすると、この2時間の部分のことを言う。

マルクスは、この剰余労働は会社の利益になっており、労働者の給料として還元されていないんじゃないかと考えた。

さて、ここで質問!

会社の利器を増やすためには、どうすればいいと思う?

ケイ
この記事風に言えば、剰余労働を増やせばいいんじゃないかな?

正解! 日本でお、残業時間が長いことが問題となったり、サービス残業、みなし残業などがわかりやすい例だね。

もう一つ、会社の利益を増やすには方法があって、それは必要労働を少なくすること

8時間働かせずに、5時間でもいいよ。

でも、会社の利益を増やすために次の方法を使うよ。

(i) 君が働かないぶんは、機械やパソコンでやらせるよ

(ii) 5時間の労働だから、5時間分の給料にするよ

このようにしていくと、失業が生まれてしまう。

このように、労働者から資本家は利益を搾取していくと、人々が格差が生まれてしまいます!

社会主義国家の誕生と没落

このように資本主義では、労働者は搾取され、労働者はますます貧しくなり、資本家はどんどんお金持ちになっていきます。

そのような現状を変えようと、ソ連が生まれ、中国や北ベトナムなどの国家が生まれました。

社会主義では、民間企業というよりも、国家がほとんどの企業を運営してしまいます。

国営企業は、全てを計画し、国民にその計画通りに運営していきます。

企業で働いている人は、頑張っても頑張らなくても、同じ給料です。

最初は上手くいきましたが、様々な問題点が生じました。

(i) 国家の計画での作業をするため、もし計画通りに遂行できなければ、労働時間が増えてしまう。

(ii) やる気のある人とない人でも給料が同じと言うことは、適当に働いても給料が同じなので、生産性が下がってしまう。

など…

平等な社会を目指した社会主義だったが、結局人々の労働の生産性が上がらず、国家はどんどん貧しくなってしまった。

そして、ベルリンの壁が崩壊、ソ連の解凍などを経て、社会主義は徐々に没落してしまった。

まとめ

(i) マルクスは、資本主義を問題視して、社会主義が訪れるとした。

(ii) 理想の社会である社会主義は、労働生産性が上がらず、没落してしまった。

次回は、『ケインズー公共事業で景気回復!?』を取り上げるので、お楽しみに!

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池上彰から学ぶ経済学入門 5.ケインズー公共事業で景気回復!?

 

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