民主主義とは!? 語源と歴史、仕組みをわかりやすく解説する

私たちは日ごろから、選挙というかたちで民主主義に触れていますが、

「民主主義って一体何?」って言われると、答えるほうは難しく感じてしまいますよね。

今回は、民主主義の語源やどのように民主主義が作られたのか、についてわかりやすく解説していきます。

民主主義の語源とあまり知られていない歴史

民主主義の語源

民主主義は古代ギリシャのアテネを中心に始まりました。

アテネというとオリンピックやパルデノン神殿などのイメージがありますが、なんと民主主義が始まった都市でもあるんですね。

さて、民主主義は英語で「democracy」と英訳されますが、古代ギリシャでも同じような意味の言葉があります。

本来のギリシャ語では、 「dêmos」デーモスは民衆や大衆と訳され、「kratos」クラトスは権力、支配と訳されることから、民衆支配、大衆支配、国民主権と訳されます。

古代ギリシャでは、確かに民主主義ができましたが、女性や奴隷には参政権がなかったりと欠点はありました。

民主主義の歴史

・中世

民主主義は古代ギリシャから始まりましたが、それからは民主主義は一定期間運営されませんでした。

中世~近代(17世紀)になると、一部の貴族や宗教の聖職者が政治に深くかかわっていきます。

ケイ
でも、何でいきなり民主主義を辞めてしまったの?

正確には、民主主義は一部の地域では存続していました。

では、なぜ一部の地域になってしまったのでしょうか?

これはあくまで、私の意見ですが、当時は戦争や感染症などで、国民の多くが亡くなったり、国家という考えがなく、選挙というよりも、自分の住んでいる地域の村長や親方などが決めていました。

つまり、国という概念がないから、小さな都市で、その地域の問題を村長や親方などが決めてしまっていたんですね。

これは都市の人口が少なく、村長や親方などが民主主義という形を取らなくても、みんなの意見を吸い上げ、政策を実現できたんですね。

・近代の初め

徐々に国家という概念ができると、今度は絶対王政という時代が訪れます。

ケイ
絶対王政って何!?

絶対王政は、国に関わるものすべてを王様一人で決めてしまうということです。

絶対王政の下では、王様全てが決めてしまうから、国民は政治にかかわる機会はないですよね。

・近代ー民主主義の源流ー

絶対王政はすべての問題を一人で決めてしまいますが、王様の間違った政策や政治が腐敗してしまい、政治に対して不信感を持つようになりました。

その後、フランス革命やアメリカ独立戦争などを経て、漸進的に国民に選挙権が与えられてきました。

(人間および市民の権利の宣言)

第33条 圧政に対する抵抗は、人間の他の権利の当然の結果である。

(憲法)

第7条 主権者人民は、フランス市民の総体である。

フランス1793年憲法

その後、18世紀~20世紀にかけて、徐々に選挙権自体が拡大していきます。

当初は、税金を多く収めた人にしか選挙権が与えられていませんでした。

つまり、所得の低い男性や女性には選挙権はありませんでした。男性と女性共に選挙権が与えられます。

日本では、男性と女性共に選挙権が与えられたのは1945年の終戦後からです。

民主主義のメリットとデメリット

これまで見てきたように、民主主義はある意味においては、国民が王様や政府から勝ち取った権利と言えます。

ここでは、その民主主義のメリット・デメリットについて考えました。

民主主義のメリット

多様な意見が拾えること

これに尽きます!

老若男女問わず、選挙権を持っていれば、投票に行って自分の意志を反映させることができます。

そこには、ある政策に対して賛成の人も反対の人もいますが、演説や投票行動で様座な考えを拾い上げて、政策に移すことができます。

国会でも、自民党の質問時間よりも野党の方が質問時間が多く、少数意見を取り入れることによって、政策に深みを持たせ、それを実行することが可能となります。

絶対王政の時代で王様がすべて決めるよりも、あるいは寡頭制といって一部の人たちだけで、性差を決定するよりも、一人一票で多様な意見を拾えたほうがいいですよね。

民主主義のデメリット

実は民主主義には、デメリットが多くあります。それも見ていきましょう。

(1) ポピュリストの誕生

ポピュリストとは、一般国民の利益や願望などを利用して、大衆の支持のもとに人気を得ようとする政治姿勢のことを言います。

みなさんが選挙の際にも、いませんでしたか?

口先だけ良いことを言って、人気を取り、実行できない政治家の人…。

(2) 独裁者が生まれる可能性がある

民主主義と独裁者は全く反対の事柄ですが、民主主義こそ、独裁主義が生まれる可能性があります。

例えば、ナチ党のヒトラーは、多くの国民から支持され、政権を担っていました。

民主主義で支持され、法律で「自分の意思決定が最重要で、議会を無視する」ということが通貨さえしてしまえば、あっという間に独裁者になることだってできます。

つまり、民主主義と独裁主義はすべてが対立しているわけではなく、地続きの部分もあるんですね。

(3) 数の力で意思決定されること

これは長所にも見えますが、短所があります。

選挙では当選した党の議員数が多いほど、それが国民の考えとされます。

しかし、必ずしも多数決で下した判断=正しいとはなりません。

だからこそ、国会という場で、様々な意見を論じて、政策決定がなされます。

また、多数決は民主主義を運営する上での手段であることも注意が必要なところです。

民主主義を運営する上では、全会一致の決め方もありますからね。

最後にこの言葉を残します。

「民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた、民主主義以外の全ての政治体制を除けばね」 イギリス元首相 W・チャーチル

終わりに

私たちが日ごろから運営している民主主義は、戦後になってようやく選挙という形となって今に至ります。

民主主義はその運営の仕方によって、功を奏す場合もあれば、独裁という政治体制を生んでしまう可能性もあります。

民主主義とうまく付き合っていくには、国民みんなが政治家や政策を見極め、投票したり、監視したりするしかないと考えます。

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