憲法96条改正とは!? その概要と問題点を簡単に解説してみる!

ど~も、こんにちは、管理人のケイです。

最近は全く議論がなされませんが、時々話題に憲法96条があります。

この話題は、約5年ほど前の安倍首相の発言から、マスコミ・知識人を中心に取り扱っていました。

これからも話題になる可能性もあるため、今回記事にしてみました。

憲法96条ってどんな条文!?

そもそも「憲法」とは?

私たちが普段全く意識していないが大事なものに憲法があります。

時に話題となりますが、普段の生活では全く意識しません。

そもそも、憲法とは国家権力を縛るものであるからです。

世界的な歴史を見れば、法律を自分の都合のいいように改正して、独裁的に振る舞う人が多くいました。

そのため、憲法をしっかりと作り、国民、そして国民から選ばれた議員によって、その王様ないし大統領などの国のトップの権力を法律でしっかり縛っておくため憲法があります。

憲法96条の中身

 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。

これは原文になっていますが、大事なポイントは以下の二点になっています。

(1) 憲法を改正するのには、衆議院と参議院の全議員の3分の2以上で憲法を発議することができる。

※発議とは、国民に提案し、賛成・反対を投票してもらうこと

(2) 国民の投票で、投票者の2分の1があれば、憲法が改正される

ということになります。

日本国憲法は諸外国の憲法と比べて、全く改正されていません。

これを硬性憲法と言います。

諸外国は、ドイツ約60回、フランス約30回、韓国でも9回、アメリカも数回変更しています。

ケイ
諸外国に比べて、日本は全く変えていないんだね。

世界や日本国内の情勢が時々刻々と変化するため、諸外国それに合わせて憲法を改正させています。

憲法96条を改正することの何が問題なのか!?

今まで一回も改正していなかった憲法を変えようという流れで、憲法96条を改正して、他の憲法改正へのハードルを下げようという機運が高まりました。

しかし、与党である自民党でも多くの反発があり、その計画は頓挫してしまいました。

では、実際、憲法96条を改正することにはどんな問題点があるのでしょうか?

国家権力の暴走の危険性

先ほども書いたように、憲法96条改正へのハードルが下がることによって、その時の政権が憲法を改正したいと思った時に、両議院の3分の1で発議を可能とすると、簡単に憲法改正の発議が行え、国民投票に持ち込むことができる。

ケイ
でも、その時の政権がいくら発議しても、投票した人の2分の1以上の票が得られなければ破棄されるから、権力の暴走なのかな?

確かに、国民が反対すれば、憲法96条が改正されることはありません。

しかし、もし万が一改正され発議が簡単に可能になると、その都度国家の重要な問題を国民が投票しなければなりません。

その都度投票するのにもコストがかかりますし、96条の改正以上に喫緊の課題ともいえる問題が日本にはあります。

改正手続きが明確ではない

ここでは「改正する際に、最低投票率が定められていない」という一点だけ取り上げます。

先ほどの憲法96条の中身の中で、

(2) 国民の投票で、投票者の2分の1があれば、憲法が改正される

と言うことを書きました。

しかし、法律の抜け穴があります。

つまり、投票した人だけで過半数を取れば、憲法が改正されることになります。

最低投票率を定めて、投票する形にしないと、全有権者の投票率が30%で、過半数を取ってしまえば、改正が可能になってしまうのです。

残りの投票率70%はその意思を示しておらず、過半数を得たとしても、国民の信頼を得たとは言えないような気がします。

他の憲法改正ありきでの憲法96条改正

これは先ほどの国家権力の暴走の危険性と似ている部分ですが…。

憲法96条の改正によって、ハードルを下げることによって、他の憲法を改正する狙いが透けて見えます。

憲法96条の改正を訴えている人の多くは、その先にある憲法9条の改正や他の憲法を加憲や改正などを目標としています。

そのため、96条の改正によって、他の条文も変えられてしまうのではないかという懸念があります。

もちろん憲法96条改正のメリットもある

社会の流れによって、憲法も柔軟に対応していこうというもの

日本は今まで一回も憲法改正したことがなく、硬性憲法という話をしました。

しかし、世界や日本の社会問題が日々変化している中で、憲法と現実とのギャップがあるものがあります。

例えば、憲法9条と日本の自衛隊の存在、諸外国にはある環境権が日本にはないことなどがあります。

そういった事情から改正しやすくして、現実に合わせて、柔軟にすべきだという意見もあります。

発議することによって、問題提起を行えるうえに、国民が決めることができる

先ほど、憲法は国家権力を縛るものということを書きましたが、この主体は私たち国民となります。

96条の発議がしやすくなると、定期的に国民投票があると、その問題について自分たちの意思を反映させやすくなります。

日本は民主主義の国でありながら、なかなか選挙で自分の意思が反映されません。

そのため、国民投票という形で、憲法変えることができます。

終わりに

これまで憲法96条の概要と改正のメリット・デメリットについて書いていきましたが、定期的に話題になる憲法96条…。

みなさんはどうお考えですか?

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