原子力発電の仕組みとは!? 原発のメリットとデメリットをわかりやすく解説する!

2011年3月11日に起こった東日本大震災とそれに伴う福島原子力発電所の事故で、今もなお自宅に帰ることができない方が多くいます。

日本では、高度経済成長期において、経済を優先させ、その経済をさらに発展させていくためには、原子力発電は必要不可欠でした。

また、日本は資源が少ないので、少ない資源で発電できる原子力発電は当時、魅力的に映った人も多かったのです。

今回は、原子力発電の仕組みと、原発のメリット・デメリットについて、わかりやすく解説します。

原子力発電の仕組み

原子力発電とは、原子炉の中において核分裂をさせることから始まります。

火力発電では、化石燃料(石炭・石油・天然ガスなど)を燃やしますが、原子力発電は核分裂させることによって、熱を生み出します。

その熱によって、水を燃やし、蒸気でタービンを回すことで、発電する仕組みとなっています。

他の発電方法に比べて、核分裂させていることからそのパワーは絶大で、一気にエネルギーを生み出すことができる発電方法となっています。

日本では、石炭・石油・天然ガスなどの資源がなく、海外からそれらを輸入せざる負えず、他の発電方法もコストや立地の件で問題があるため、高度経済成長期に積極的に導入されました。

現在においても、多くに国で導入されており、特に中国では今もなお新たに製造しています。

また、フランスでは原子力発電で国の大部分を賄っています。

その一方で、ドイツやスイスなどの国では、それぞれ2022年、2034年までに脱原発する予定です。

そんな原子力発電ですがメリットとデメリット、どのようなものがあるのでしょうか?

原子力発電のメリット・デメリット

原子力発電のメリット

(1) 火力発電よりも二酸化炭素の排出量が少ない

日本での発電のほとんどは火力発電で補っています。

特に、福島原発の事故以降は、原子力から火力発電でエネルギーを生み出すことに転嫁しつつあります。

しかし、原子力発電のメリットとして、火力発電と比較して、二酸化炭素の排出量が少ないというメリットがあります。

火力発電は、石炭、石油、天然ガスなどを燃やして、発電させるものです。

日本では、資源が少ない国なので、どうしても火力発電に必要な化石燃料を海外から輸入せざる負えない状況になっています。

化石燃料を運ぶのにも、二酸化炭素が発生しますから、その点を考量すると、原子力発電の方がメリットがあります。

また、現在は地球温暖化が問題となっており、二酸化炭素をそれほど排出しないため、原子力発電の方が良いとも言えます。

(2) 発電量の単価は安く、経済性が高い

データは少し古いですが、2014年の国の試算では、1kWhあたりの発電コストは次のようになっています。

原子力発電は、10.1円

石油を使用した火力発電 約30円以上

天然ガスを使用した火力発電 13.7円

石炭を使用した火力発電 12.3円

太陽光発電 約30円

これを見てわかる通り、少ないお金で高いエネルギーを生むため、経済性が高いと言えます。

また、他の発電方法に比べて、中東情勢の悪化などで、原油の価格変動を受けないため、安定性があるとも言えます。

(3) 電源三法などによる補助金が得られる

電源立地地域対策交付金によって原子力発電所を誘致すると、補助金が得られます。

高度経済成長期には、地方から都市部への流入が相次いでおり、それに歯止めをかけ、地域を潤わすために、地方に原子力発電所が作られました。

その補助金を使って、公共施設を作ったり、原子力の熱を利用して、温水プールの施設を作ったりなど、様々な経済効果があります。

また、発電所が出来上がると、その施設で働く従業員や下請け業者などに雇用が生まれるというメリットもあります。

原子力発電のデメリット

(1) 相当な危険性がある

一たび甚大な事故が起こってしまうと、多大な影響を及ぼしてしまいます。

放射性物質が大量に漏洩してしまうと、発がん性が高くなってしまいますし、あまりにも多くの放射線を浴びてしまうと、亡くなってしまうケースもあります。

例えば、1986年に起こったチェルノブイリの事故では、近隣諸国の住民は乳がんや膀胱がんが増加しています。

また、胎児や子供に対しても、先天性疾患であったり、白血病などの患者が発生してしまいました。

(2) コストがかかる

メリットと矛盾しているようですが、コストに関しては色々と議論があります。

原子力発電には、その使用した核燃料を保存しなけらばなりません。

その使用済み核燃料の保管費用、管理、廃炉費用、もし事故が起こってしまった時の賠償費などを計算すると、多大なコストが発生します。

(3) 廃炉解体するまでに時間がかかる

原子力発電は約40年ほど稼働しますが、使われなくなると廃炉にします。

この廃炉にする際には、放射性廃棄物が発生しますし、その放射性廃棄物が完璧になくなるまでには時間がとてもかかります。

特に使用済み廃棄物に含まれるプルトニウムは半減するまでにも2万4000年かかると言われており、安全なレベルになるまでには10万年必要だと言われています。

終わりに

日本の福島原発以降、一時的に原子力発電への反対運動が全国でありました。

しかし、最近では徐々に下火になりつつあります。

原発への賛成、反対、中立などと言った意見は様々あると思いますが、まずは原子力について知り、議論を活発化させていく必要があると考えています。

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